武闘家「オレ武闘家なんですけど、最近出番がなくて・・・」
神官「そうですか、では転職をご希望で?」
武闘家「ずっと前衛をしてきたので、ガンガン攻撃する職業が良いかなと思っています」
神官「そうですか、ではバトルマスターとかはどうでしょう?」
武闘家「バトルマスターはちょっと・・・」
神官「どうしてです?」
武闘家「知り合いのバトルマスターにこんな風にバカにされた事があります」
バトマス「最強のテンションの使い手なのに、オレより使えてないですね。ほんとにテンションの使い手なんですか?」
バトマス「武闘家さんの必殺って、超長いモーションからのテンション1段階アップですよね?(笑)あれ?他に効果ついてましたっけ?ボスには効かない何かついてましたよね?」
神官「なるほど」
武闘家「実をいうと踊り子や占い師にも似たようなことを言われて・・・だから踊り子と占い師にもなりたくありません」
神官「では、戦士なんかはどうでしょう?活躍できるところも多く前衛というご希望にもそうことができますよ」
武闘家「戦士ですか・・・実は戦士にもひどい目にあいまして・・・」
初心者「そろそろ三悪魔にいってみたいんです!誰か一緒に来てくれませんか?」武闘家「活躍できた三悪魔やヒドラですら、戦士がいれば安全・・・武闘家の席を奪った戦士になるなんてできません」
武闘家(オレの出番が来たようだ・・・)
初心者「出来れば戦士が来てくれると安定するのでうれしいです!」
戦士「行きますよ!」
武闘家(な!?)
神官「となると前衛の火力職というのは少し難しいかもしれませんね」
神官「最近バイキ職として席の多い道具使いなんかもおすすめですよ?エンドコンテンツでも活躍できますし」
武闘家「道具使いですか・・・。道具使いとはこんなことがあったんです」
武闘家「今度のメイヴ戦、オレの出番があるかもしれない」神官「う~ん・・・ではいっそ僧侶とかどうでしょう?どんなところにも引っ張りだこですよ」
道具使い「どうして?」
武闘家「装備で防ぎきれないだけの状態異常を使ってきたら不撓不屈が役に立つ!オレの出番が来たかもしれない」
道具使い「プラズマリムーバーでよくない?不撓不屈じゃ自分しか治せないじゃんというか劣化じゃん」
武闘家「僧侶・・・コインボスに席のないオレは邪神の宮殿に通い詰めていたんです」
武闘家「武闘家すげー!って見せつけてやる!そのためにはSHTになって最強の一撃をくらわせるしかない!」
武闘家「ためる弐ためる弐!スーパーハイテンション!!!」
邪神のボス「えい!」武闘家死亡
僧侶「ザオラルー」
武闘家「まだだ!ためる弐ためる弐!スーパーハイテンション!!!」
邪神のボス「えい!」武闘家死亡
僧侶「ザオラルー」
武闘家「次こそは!!ためる弐ためる弐!スーパーハイテンション!!!」
邪神のボス「えい!」武闘家死亡
僧侶(あーもう蘇生しないでいいや)
武闘家「こうしていいところを見せつけることも出来ず、むしろ攻撃することもなく邪神との戦いが終わりました」
武闘家「僧侶がトラウマで、もう邪神に行くことが出来なくなってしまったんです。だから僧侶にもなりたくありません」
神官(あーもうめんどくさいわー)
神官「武闘家は、出番がなくなってだいぶ経ちました。きっと開発の人もそろそろ武闘家の活躍する場所を与えようと思っているはずです。このまま武闘家としてしばらく様子を見てみるというのはどうでしょう?」